口臭について
こんにちは、歯科衛生士の中谷です。世の中を騒がせおります、新型コロナウイルス。
その対策の為に、マスクの着用が日常となりました。みなさま、マスクを付けているとニオイが気になることはありませんか?
今日は、口臭についてお話をさせていただきます。
口臭には、さまざまな原因があります。
①口の中が原因歯周病や虫歯、歯垢や食べカスなどによるもの
②全身の病気が原因糖尿病、呼吸器、消化器などの内蔵における疾患によるもの
③飲料物、嗜好品が原因ニンニク、アルコール、タバコによるもの
④生理的口臭が原因朝起床時、空腹時、ホルモンバランス不調によるもの強いストレスによるネバネバ唾液によるもの
⑤寝不足によるもの免疫力低下により口臭の原因の悪玉菌が増える
口の中の原因が、口臭全体の90%を占めていると言われています。
口臭の中で1番考えられるのが歯周病なのです。
《歯周病》細菌が出すガスが口臭の原因になります。歯周病が進行すると、出血を伴い膿が混じってくるようになり、口臭がひどくなります。
《虫歯》食べカスや虫歯菌が虫歯の穴の中に溜まると細菌が繁殖してニオイがきつくなります。歯垢や舌苔(舌表面の細かい突起の間が、細菌の住処になり、食べカスや古くなった口の粘膜が入り込みこびりついたもの)の中に存在する細菌が、タンパク質を分解する時に嫌なニオイを出すのです。
【口の中の細菌の数をいかに抑えるかが口臭対策のポイントになります】
その為には、やはり日々の歯磨きが大切になってきます。
しかし、歯ブラシだけでは、全体の60%ほどの歯垢しか取り除けません。
その為、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して歯間清掃を行いましょう。
こちらの舌ブラシ(タンクリーナー)は、シリコン素材で、舌の粘膜を傷付けずに綺麗にすることが出来ます。
〖ポイント〗
・デンタルフロスや歯間ブラシを使う
・舌は、舌ブラシなどで清掃
・唾液分泌促進のため、キシリトールガムを噛む・洗口剤で、口をゆすぐ
・水を飲み口内乾燥を防ぐ
・タバコ、コーヒーは控える
新型コロナウイルスへの感染を心配されて、歯科にもなかなか通うことが難しく悩まれている方も多いと思います。おうち時間を利用して、お口のケア、歯磨きへのレベルアップも試みてはいかがてしょうか?